うる星やつら2、ビューティフル・ドリーマー見た。
世間が、君の名は。に浮かれてる間、僕はこれを見てました。
某実況者がおすすめしてたのを突然思い出して、 近くのゲオへ・・・。
(途中、再生が止まり、2分ぐらいシーンを見逃しました。ゲオ許すまじ・・・)
うる星やつらってまったく読んだことも、見たこともなかったので心配でしたが、かなり面白かったです。
ざっくりとした内容は、以下の通り。
文化祭の前日が何日も繰り返される~、それに気づいたさくら達。真相はラムの夢と夢邪気にしわざと突き止めると、あとはあたるを主人公にして、現実へと戻るまでを描く。
いわゆるエンドレスエイトです。
特に語りたい のは、あたる視点になるところからです。
あたるの夢落ち、夢落ち、夢落ちで話が連続するのですが、この夢が全て、ラムの「私だけが特別。私だけを見て!」っていう心理に裏打ちされています。
最初の夢が、ラムを除いた、女の子ハーレムの世界。
ここから見えるのは、ラムの、ラムとその他の女の子が同列に扱われるのが我慢ならないという心理。
次は、1話のラムちゃんが地球に襲来する話。ここであたるが角を掴まなかったのは、期待される行動を裏切ることで夢であることを看破するためでしょう。
次、フランケンあたる。誰からも冷たい視線をうける中で、白い少女(ラムちゃんです)だけが救いをくれる。
次、コールドスリープから目覚める話は、もし自分が死んだら、あたるがどんな反応するんだろうか、それを愛情の証明として確かめたいというラムの心理が見えてきます。
全て、ラムの「私だけが特別。私だけを見て!」っていう心理に裏打ちされています。
最後の夢で、白い少女(ラム)が脱出の方法を教えてくれます。これ以上苦しむあたるを見たくないという気持ちからだと思います。
その脱出の方法というのも、高所から飛び降りて、激突する前に会いたい人の名前を叫ぶというもので、自分への愛情を確かめたいという心理が見えます。告白してるようなもんですよね。
その後の夢から覚めるシーン、ラムが夢を見たのというと、あたるは、それは夢だよと男らしく言います。
この一連の夢から、ラムの、私のことだけ見て!っていう気持ちが痛いほど伝わるからゆえの、キス未遂に繋がるんでしょう。
すごくいい夢オチっていうのを見た気がします。
最後には夢邪気の姿がまたでてきて、コレも夢かもね、っていうのを匂わせて、エンド。(そもそもフィクションですし、物語の外から見れば夢だと言えるし・・・)
さくら先生と男の先生(部屋がカビまみれになった人)が喫茶で話す、ループを思わせるカメラの動き。カメの甲羅のような入り組んだ町、竜宮城を意識したカメ、針のない時計。ほんとアイテムが面白かった。
分からないのが、校舎が3階建てから、4階建てになってるってくだり。
これは現実じゃない!って表現としては分かるだけど。ほんとにそれだけなのかなって疑問に思ってます。