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小学生並みの日記

肩肘張らずに語ろう

進化しすぎた脳

 

進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)

進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)

 

特に面白かったところ 

 

脳は十分に使い切られていない

脳は機能が局在化している。例えば、脳には5本の指それぞれに対応する部分が存在する。

そして、脳の地図はダイナミックに変化できる。例えば、指が4本しかない人の脳には、4本に対応する神経しか形成されない。

つまり、脳の地図は後天的なもので、脳が決めているのではなく体が決めている。

逆に言えば、体が脳の進化にとってのボトルネックになっている。もし、指が6本になれば、それに合わせて脳は6本分の神経を形成する。もし、カイリキーみたいに腕が4本あれば、脳も腕4本分の神経を形成するということみたい。めっちゃすごい。

 

哺乳類の脳には6層構造になっているという共通点があり、これが脳に変化に適応する柔軟性をもたらしているようだ。

 

 

人間の記憶はなぜあいまいなのか。なぜなかなか覚えられないのか。

記憶のあいまいさについて。これは逆に、あいまいさと学習の遅さが大事なんだそうだ。

 

正確無比な記憶というのは、応用できないゆえに役に立たない。

 

例えば、人間の同一性の認識。Aさんという人を覚えようとしたときに正確すぎる記憶では、顔の角度、髪型、服装、時間経過による老化など、何かがちょっと違うだけで別人として扱われてしまう。

 

そこで人間は学習の速度を落とし、物事をあいまいに記憶し、不変の共通項を無意識に抽出する。これによって応用が効くようになる。この事象の一般化を「汎化」というそうだ。

 

そして、下等な動物ほど記憶が正確で、融通が効かないらしい。

 

 

 

池谷センセの本は分かりやすいし、面白い。