椅子との付き合い方
この本を読みました。
アゴを引けば身体が変わる 腰痛・肩こり・頭痛が消える大人の体育 (光文社新書)
- 作者: 伊藤和磨
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/05/17
- メディア: 新書
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以前、自分が使っている椅子について書いたことがありますが、新たな知見があったため、ここに書いておきます。
人間は座りっぱなしではいられない
そもそも人は、同じ格好でいると3分もしないうちに体勢を変えたいと考えてしまう生き物らしい。
それゆえ、どんなに機能的に優れた椅子でも、人の身体を固定しておくことはできないようである。
そう言われてみれば、実感としても椅子に座りっぱなしでいられたためしがない。
読書をしていても、足を組んだり、椅子の上にあぐらをかいたり、膝を立てたり、寝っ転がったり、立ち上がったりしてしまう。
映画館でどんなに集中して映画を見ていても、必ず座り方が気になってしまい、あぐらをかいたりしてしまう。
椅子が悪いのかと思っていたがどうもそうではない。
同じ姿勢を続けられる椅子というものが原理的に存在しない。というのが正解みたい。
理想的な座位姿勢は乗馬の姿勢
人間工学から考えると、理想的な座位姿勢は乗馬の姿勢であり、このとき腰への負担が最小限になるという。
馬の鞍に座ると、自然と開脚姿勢となり、骨盤が前傾する。
こういうところが身体にいいんだとか。
こう考えると、普段我々が座っているフラットな座面の椅子は身体に良くない。
そして、座るというより跨るという発想にもとづいて作られている椅子がある。
本の中で紹介されてるのが、バンバックサドルシートとアーユルチェア。
一度座ってみたいもんですね。(前者は10万、後者は4万はするみたい)
身体に負担の少ない椅子の座り方
最後に身体に負担の少ない座り方。
・両足をしっかりつけて座る。
両足が浮いてしまうと、体の重さが腰に集中してしまう。しっかりと両足を地面につけて、かかる力を分散するのが良い。
・椅子の奥に尻を差し込むように座る。
腰のところが背もたれにくっつくように座ることで、骨盤の位置がよくなるみたい。