耳石がすごい話
NASAの研究で、最近分かったことが興味深い。
なぜ、無重力空間に滞在した宇宙飛行士の筋肉は、大幅に衰えてしまうのか。
これは、無重力下で筋トレをしているにも関わらず起こるんだそうだ。
NASAの出した結論は、無重力下では、耳石が正常に働かないかららしい。
耳石が正常に働く状況があることで、人間は体の維持、成長?を行うことができる。
つまり、耳石→脳→体 という順番で作用しているということだ。
30分同じ姿勢を取り続けることでも、耳石が働かないことで、一時的に運動神経になまりがでるらしい。
例えば、30分座る大勢をとっていたら、一度立ち上がって座る、などの動作をとったほうがいいらしい。
病人の絶対安静というのもほどほどにしたほうがいいらしい。
足が悪くなった高齢者が急に衰えるというのも、そういうところに原因があるみたいだ。
また、これは筋トレに応用できることになる。
耳石がよく働く状況にあるほど、筋肉というのはよく発達するということなんだろうか。
体操選手の筋肉がよく発達しているのは、体操選手の平衡感覚をよく使う筋トレをしているところに理由があるのかもしれない。