【経験談】アトピーの治療に何をすべきか
先日、職場に客として、アトピーのひどい人がきた。
何か話そうかとも思ったが、余計なお世話かもと思い、結局話さなかった。
アトピーの原因、体質、治し方は人によって千差万別だからだ。
だから、この話はあくまで専門家でもなんでもない、個人の意見であることに留意してもらいたい。
自分のアトピー遍歴
9年ぐらい前に、突然アトピーになった。
当時は、体を大きくしたくて、安いプロテインとか牛乳をとっていた。
体に合わないものを食べたり、私生活的なストレスもあって、そういうのが複合的に作用したんだと思う。
自分のアトピーの経過
0年~2年半 :汗をかくと急激に痒くなる。ほどほどに悪かった。
2年半 :ステロイドをやめたら急激に悪化。象の肌のようになった。
2年半~3年半:病院と、治療方針の変更を行い。とにかく時間の経過をまった。
3年半~4年 :汗をかくと痒くなるものの、楽になってきた。
4年~5年 :快方に向かう。最終的に軟膏が不要になった。
5年~ :漢方も不要になり、アトピー前の生活に戻った。
爪を切る
爪は必ず短く切る。肌を掻いた時のダメージが軽減できる。
爪切りで細かく切って丸くして、ヤスリをかける。
最後にズボンで爪をこするなどして仕上げすると、なじむ。
食べ物
アトピーには食べ物が大きく影響を与えるが、何が悪いかは人によるところが大きくて、十把一絡げに挙げることができない。
同じ人間といっても、多様性というのがあるんだと実感する。
自分の場合は、油もの、そば、保存料(コンビニの物に多い)あたりのものを食べると、体が痒くなることが多かった。
何が良くて、何が悪いのか、自分の体の反応に敏感になり、探っていくことが大事だと思う。
また、アレルギーの検査をすると、様々な食物がひっかかる。
これに対して、あまり敏感になりすぎてもいけないと思う。
自分の場合、項目の中に「小麦」がでてきたが、これを除去しようとするとほとんどのものが食べられなくなることになる。
だから食べてみて、気持ち悪いなとか思わない限り食べていた。
敏感になりすぎないほうが精神的にはいいということもある。この辺はさじ加減だ。
また、体と胃はなるべく冷やさない。
冷たい飲み物をガブガブ飲むのはおすすめしない。
水を大量に飲むと治る!とか、浄水器で治る!とかいうのがあるが、あれはデマだと思う。
ほどほどに、普通の水分をとっていればそれでいい。
体は洗いすぎない
現代人は体を洗いすぎだ。
アトピーが現代病と言われる原因のひとつがこれだと思う。
体は洗いすぎない。皮膚の油分を落としすぎるのはよくない。
タオルを泡立てて、皮膚をゴシゴシするのはやりすぎ。
洗うにしても、石鹸を手だけで泡立てて、皮膚を撫でる。これで十分。
顔の皮膚は、体の皮膚に比べて薄いため影響を受けやすい。なおさら軽く洗う程度で良い。
ボディソープは濃度が濃すぎるので、石鹸を使うほうがおすすめ。
髪のほうは、シャンプーが強力なので、使う際はお湯で薄めて使うほうがいいと思う。
また、皮膚になるべくつかないようにすること。
そして、フケというのは発生するものなので、完全に除去しようと神経質にならないこと。
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温泉に入れば治る!とかいう話もあるが、劇的な効果があるとは思えない。
治療だからといって、休みを毎回、温泉に入りにいくのに使ったりして、プライベートが犠牲になっては元も子もない。要はバランスだ。
たまに、旅行感覚でリラックスしにいく、ぐらいに使えばいいんじゃないかと思う。
チェーンの温泉はほとんど循環式だし、あんまり温泉をありがたがってもしょうがないと思う。
自分の家のお風呂にしっかりとお湯をはって、体を温める。これで十分だ。
もちろん、入浴剤はいらない。余計なものを肌につけないほうがいい。
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服
洗濯の際、洗剤は入れすぎないこと。
服に残った洗剤は、肌に悪影響を与える。
詳しい種類については把握してないが、洗剤についても強力すぎるものは避けること。
病院
元々通っていた病院(名前は伏せる)をやめて、二番目に通ったのがここ。
丸山先生という変なおじさんがやってる病院。
先生によると、アトピーは電磁波が原因らしい。ほぉん?
どうも学会の異端児感がある。
よく分からないが先生の言うことを聞いて、1年ぐらい通ったらなんだかんだ快方に向かった。自分でも不思議。
この病院のいいところは、漢方を出してくれるところ。健康保険がきくのは本当にありがたかった。
また、色々挑戦的なことをやってる先生で、選択肢の豊富さが面白い。
Oリングテストで、自分に相性の良い漢方、軟膏を選んでもらう。
半信半疑だったが、実際に治療の合う合わないは存在する。
非科学的だ!などと思うのも当然だが、一回試してみるのはありだと思う。
人気のある病院のようで、人がいっぱいで、待ち時間が長い。
病院に行く前に電話をして予約をとり、細胞内治療とか交流磁気を、待ち時間の間にあててもらうと、時間が有効に使える。
待つのを覚悟して、暇つぶし用の本を必ず持っていきましょう。
自分には交流磁気が効いたと思う。
この効いたという感覚もはっきりしないものなので、難しい。
なんとな~く、体が整った、痒みが少しマシになった、リセットされた、気持ちが良いみたいな感覚。
なんとなく気持ちがいいとか気持ちが悪いとか、自分の体の感覚に敏感になる。
微妙な感覚を信用する。
この辺が、自分にあった治療を見つけたり、自分に合わない食べ物をはじいたり、自分にあった生活習慣を見つけたり、というのに大事なことだと思う。
ステロイドは悪か
自分の場合、脱ステロイドによって治ったが、やめた時の反動が酷かったのは事実だ。
正直、自分ももっとソフトランディングするように、ステロイドをやめたかった。
ステロイドは悪だ!などと決めつけられることが多いが、炎症を抑えるなどに劇的な効果があるのは事実だ。
ステロイドは正しく使えば怖くないというものみたい。
有り体な言い方になってしまうが、信用のできるお医者さんと相談すること。
アトピービジネスは信用しないこと
アトピーに関連しては、それをビジネスにする不逞の輩が後を絶たない。
「アトピーが治る!」などと喧伝している健康食品は、100%クソと思ってもらっていいと思う。
コラーゲンなんかとっても意味ないからね!
参考になれば幸いです。
あと、針治療というのも試したけど、これはまったく意味がなかったです。