大人の浦島太郎トレーニングDS
くっそ適当なタイトル・・・
浦島太郎は本当にバッドエンドなのか?
という話です。
浦島太郎あらすじ
カメを助け、竜宮城に案内され、楽しい時間を過ごした浦島太郎。
そろそろ帰ろうかという時、乙姫に「絶対にあけてはいけませんよ」と言われ、玉手箱を渡される。
地上に戻ったら数十年の歳月が流れていて
玉手箱を開けたら、おじいちゃんになってしまった。
おしまい。
「絶対にあけてはいけない」という約束を破り、玉手箱をあけたことで、罰として、太郎はおじいさんになってしまった。
というふうに、一般的には理解されています。
この話の圧倒的におかしいところは、玉手箱のくだりです。
なぜ、乙姫は玉手箱を渡したのでしょう?
開けてはいけないプレゼントなんて、意味があるんでしょうか?
じゃあ、初めから渡すなよ!って代物です。
ここで自分が思い出すのが、トップをねらえ です。
このアニメのストーリーの梃子はほぼ、相対性理論によるウラシマ効果です。
相対性理論によると、光速に近づくほど、時間はゆっくりと流れます。
宇宙で時間を過ごしたノリコと、地球上の時間を生きていたキミコ。
久々に会ってみると、ノリコは17歳、キミコは30歳、という状況です。
すごく悲しいです。
ノリコは思うことでしょう。もし、同じ時間を過ごせることができたらどんなに幸せなのかと。
話を浦島太郎に戻します。
太郎は、地上に戻ってきて絶望します。先程のノリコと同じ状況におかれるわけです。
しかし、トップをねらえと違うところが、玉手箱をあけることで、年をとることができるところです。
ここで玉手箱は、従来の単純に年をとるという機能と別の意味を帯びてきます。
つまり、玉手箱というのは、太郎の時間を地上の時間に合わせることができる魔法のアイテムだったのではないか、ということです。
太郎は、竜宮城の時間ではなく、地上の時間を生きることを選び、元の世界に戻ってきた。
ハッピーエンドだったのではないか、と思うのです。