小学生並みの日記

肩肘張らずに語ろう

ユング兄貴

友達がユングにハマってるので、自分も読んで見ようと思っていた。

ブックオフに100円で売ってたので、買ったのが以下。 

ユングの性格分析 (講談社現代新書)

ユングの性格分析 (講談社現代新書)

 

 専門の人が書いているんだろうが、まとまりがないように感じるのは自分だけだろうか。とにかく全体のビジョンが見えづらい本。

とばしとばし読んで、半分くらいで見きった。

性格には内向的、外向的という分類ができるという話が出ていて、自分は内向8割、外向2割かな~って感想を持った。

内容には興味あるんだけど、読みづらいので別の本をアマゾンでポチった。

年末の時間に読みたいのでそれまでに届くといいなぁ。

 

この作者の本は、以前、夢診断という本も読んだことがあって、これも途中で止まってしまっている。たぶん、自分とは合わないんだろう。

アニマ、アニムス、大賢人とか、夢の登場人物に役割を与えて夢を分析するんだ~、みたいな話だったと思う。

 

夢診断 (講談社現代新書 613)

夢診断 (講談社現代新書 613)

 

 

こういう本に触れると、子供の頃、初めて占いというものに触れた時の衝撃を思い出す。あの時は、これで何でも説明できるんだと純粋に信じていた。

人間を理解したいと思う気持ちは尽きない。

世界を、人間を説明したい、理解したいという感情はみんなに共通のものなんだと思う。

合理的かはさておき、血液型とか、星座とかで人を分類しようとするのも、そういう感情あってこそだ。

 

今、こうやって知識を蓄えようとしてるのも、行動の根本は同じなんだろうなと思う。

負けない技術

 

負けない技術──20年間無敗、伝説の雀鬼の「逆境突破力」 (講談社+α新書)
 

この本で目に止まったのは以下。

 

  • 準備・実行・後始末 を大事にしなさい。
  • 牌を1秒で切る、一秒ルール。
  • 長考しても良い考えはでてこない、直感のほうが大事だという話。

 

準備・実行・後始末については、決断力について話す場面ででてきていて、決断力というものはそれ単独で存在するものではなく、準備と実行の間にあるものであり、準備・実行・後始末の循環の中で形作っていくものだというふうに言っている。

 

そもそも決断の際には、前知識と経験が必要なのであって、それが準備にあたる。

実行後には結果が出て、後始末をする中でその決断力が評価される。つまるところフィードバックのことだと自分は捉えている。

 

 

後、2つについては羽生さんの本を思い出した。 

 

先を読む頭脳 (新潮文庫)

先を読む頭脳 (新潮文庫)

 

 この本は、羽生さんの主観的な話をしてもらって、それに対して人工知能の専門家と、認知科学の専門家が、専門的見地から解説を入れるという良書である。

 

将棋の次の手の、持ち時間が長いからといって良い手が指せるとは限らず、むしろ締め切りみたいな機能が主であるという感想がでている。

次の手を考える過程でも、論理的に考えて考えて手を考えるというよりも、2つ3つ、これだろうな、という手が浮かんでくるらしい。この言い方からは考えるというよりも感じるという感覚のほうが近いんだろうな思う。

 

読みの速さについての統計的なデータもある。それによるとプロに近づくほど、良い手の判断が、読みから直観になっていくのだという。

 

麻雀と将棋のトップの人の考え方が似ているというのが面白い。

お金持ちのお金はなぜなくならないの?

 

 

お金持ちの特徴を分析している本。

 

お金持ちの特徴として、以下の3つを上げている。

  1. 元手となる資産がある。
  2. リスクを取る行動をとる。
  3. 情報や人脈など無形の財産にあふれた環境がある。

3については例としてプライベート・バンキング・サービスを上げている。資産管理に関してオーダーメードな情報が得られるそうだ。

 

 

そして活きたお金の使い方をする。

例として、クルーザーを買うお金持ちの話がでてくる。趣味の面もあるが、取引先の人を誘うのに便利で、単純な浪費ではなく、人脈を形成する場づくりに役立っているそうだ。

 

大事なのは顧客からの信頼、信用できる人との人脈、といった話がよく出てくる。単純なお金持ちのイメージからは想像できない性質が、お金持ちを支えているという話。

よろしい、ならばトラックボールマウスだ

使って一ヶ月も経ってたので感想

これ。

 

メリット
  •  マンネリ打破

単純に、動かしてて楽しいです。

 

  • 布団の上でも動かせる。

置ければ使える代物なので、平らな接地面が必要ないです。

 

  • 最小限の動作で動く

動かすのは親指だけで、体への負担がかなり少ないです。従来のマウスは手首、肘など、大きな動作が必要でした。小さいことですがかかるストレスが減少します。腱鞘炎防止にもいいでしょう。

 

  • マウスが大きいので、手の姿勢が窮屈にならない。

従来のマウスって、小さいものが多いんですよね。手に合わせるならもっと大きいものがちょうどいいんだと感じました。トラックボールマウスはマウス自体を動かさなくて良いので、大きいほうがちょうどいいです。

 

デメリットもありました。
  • 右手専用。

右手がふさがってる時ってあるんですよね。自分は従来のマウスも、スイッチを入れれば使える状態にして、併用しています。

 

  • 細かい作業には向かない

細かい動作が求められるときには、従来のマウスのほうが勝手がききます。大体の動作は細かくないので、トラックボールマウスで十分ですが・・・。

 

 

総合すると、買ってよかったと思ってます。

デメリットも、普段使う分にはそこまで困ることでもないです。

はじめは使いにくいと感じますが、1週間もすると手に馴染んできて動かすのが気持ち良いです。

 

デスクトップ改造計画

安かったので、モニタアームを導入した。

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裏はこんな感じ

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 これ。

グリーンハウス 液晶ディスプレイアーム 4軸 クランプ式 GH-AMC03

グリーンハウス 液晶ディスプレイアーム 4軸 クランプ式 GH-AMC03

 

コスパはすごいと思う。

耐荷重が6kgまでなので、気をつけよう。

自分はデュアルモニタにしているけれど、片方のモニタは6kgをオーバーしていた。

急遽、サブで使っていた軽い方をメインにした。

 

組み立ては簡単。

モニタの下のスペースが空き、物が置けるのがgood。

モニタの位置、向きを自由に調整できるのもgood。

モニタを回転させて、縦にして使うこともできる。そういえば、縦置きモニタはプログラムが書きやすい!とかいってた先輩を思い出した。

軸が多いので、反対側にモニターを向けることもできる。これで後ろのベッドに寝っ転がりながらネットをすることも可能。

ただ、スマホがあるからあんまり使わないかもなぁ・・・。

 

最強の作業環境とは?

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最強の作業環境をずっと模索している。

意識してるのは以下。

 

  • 広い作業スペース

作業環境というものは、どんな作業にも対応できなければいけない。ネットもできる、勉強もできる、食事もできる。オールマイティーさが大事だ。

 

  • 有線は極力避ける。

電子機器の配線がごちゃごちゃしていると、集中力が削がれる。

配線はなるべく物の後ろに隠す。

キーボード、マウスは無線にしよう。

 

  • デュアルモニタ

モニタは2つあると、PCでの作業がのびのびとできる。しかもかっこいい。

 

  • 卓上照明

書き物をするならあったほうがいい。部屋の照明だけでは明るさが足りない、目に悪い。

 

  • 机、椅子は高すぎず、低すぎず

椅子を両足がしっかりつくように選び、そこから机の高さをイメージする。机の高さは63~75cmぐらいになると思う。

手放してから分かったが、このへんは子供の学習机がうまくできている。

椅子と机の高さのバランスがいい上、引き出し(収納)もあるし、照明もある、本も並べられるのが素晴らしい。

ネックはPCを置くには向かないことと、大人が使うには格好悪いこと。

 

 

 

以上!

他に、こういうのいいよ!っていうのがあれば教えてください!

ピンポンの感想

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ピンポンの感想をずっと書きたいと思っていたところ

kenpi20さんの感想がすごく良く、ピンとくるところがあったので、自分も思うところをのっけたい。

 

kenpi20.hatenablog.com

 

 

ペコはなぜヒーローなのか

 

この漫画の登場人物は、勝負の呪いにかかっている。

勝負の世界とは、勝てば官軍、負ければ賊軍、その精神が支配する世界だ。

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勝負の呪いは様々で、この漫画の登場人物にはそれぞれの呪いが割り当てられている。

 

アクマ

アクマは自分に才能がないことを認め、勝負の世界から降りる。

ピラミッドの上のほうにすらいけなかった存在。惨めな自分という自己評価の呪い。

その構造上、世界の大多数の人々がかかる呪いといえる。

 

チャイナ

チャイナが抱えるのはエリートの挫折。

日本で一旗あげて、中国へ凱旋しなければならないと考えている。

ピラミッドの頂上までたどり着けなかった存在。上の下。一度期待してしまったゆえの苦痛がある。

 

ドラゴン

ドラゴンは常勝を期待され、それに応え続けなければならない。

ピラミッドの頂点ゆえの呪い。かかる重圧は計り知れない。

最近で言えば、吉田沙保里が例としてあげられる。

 

スマイル

スマイルの呪いは、すごく現代人特有のものといえる。スマイルにとって卓球は死ぬまでの暇つぶしにすぎない。「他にやることがないから、小泉の言う次のステージとやらを見てみよう」そんな心境だ。だからスマイルは勝負に勝っても笑顔を見せない。

 

小泉

小泉は選手時代、親友との勝負で非情に徹しきれず、自滅した。だからこそ、スマイルの才能と冷徹さに期待した。

 

 

ヒーローが与える救い

アクマ

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アクマにとっての救いは、勝負の世界から離れること。

そして、贔屓にしている選手が舞台で活躍することである。

自分はダメだったけど、自分の好きな選手が自分の無念を晴らしてくれた。自分の代わりに頑張ってくれた。そういう救いがある。

なぜ、ファンというのが存在するかの一つの答えだと思う。

 

チャイナ

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チャイナは、競技者以外の道を提示されるのが救いである。

チャイナは1年間、高校生を教えるという経験をするが。インターハイの場でチャイナは意図せずして、ペコを育ててしまったことを知る。

上の場面はチャイナがこれから先、選手ではなく、指導者の位置におさまることを予感させる。

 

ドラゴン

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ドラゴンの救いは2つ。

勝負を楽しむこと。そして、負けること。

勝負には勝つこと以外にも意味があることを教えられる。

 

スマイル

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自己表現に真正面から応えてくれる人に出会うことが救い。

スマイルは人との交流が苦手で、卓球を通してでないと自己表現ができないキャラクターである。

しかし、観念的に勝ち負けという文脈から逃れることは難しいため、卓球で自己表現をしてもスマイルは他人と繋がることができなかった。

 

ペコのヒーローたる所以は、勝ち負けがあっても、勝者が敗者を蹂躙するという感じをうけないことである。

 

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試合は二人で創るもの。勝ち負けは単なる結果にすぎない。

ペコはスマイルの自己表現に唯一応えることができたのである。

 

 

 
小泉

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自分を引退に追いやった旧友と同じ、右膝を怪我したペコ。

怪我に負けるでもなく、逆境を乗り越える姿に、ヒーローを納得する。

 

 

 

 

 

こう見ると、笑わない月本の、スマイルという名前がおもしろい。

月本という名前、シンボルマークの三日月は口角の上がった笑顔を連想させる。

ペコはヒーローゆえに、スマイルの笑顔を、スマイルらしさを引きだせる。

 

<非婚>のすすめ

 

<非婚>のすすめ (講談社現代新書)

<非婚>のすすめ (講談社現代新書)

 

結婚の機能

結婚の機能は次の3要素に分解される

  • 性愛(セックス、性欲の解消)
  • 相互依存(生活の効率化)
  • 相互理解(相手のことを知りたい、自分のことを知ってほしいという感情の充足)

 

結婚とは、これらの機能を抱き合わせ販売した商品というふうに捉えることができる。

機能満載であるが、「お一人様一点限り、返品交換お断り」であり、高すぎる、重すぎる買い物ともいえる。

 

機能別に考えてみれば、性愛には性愛のベストパートナーがいる。相互依存には相互依存のベストパートナーがいる。相互理解には相互理解のベストパートナーがいる。

考えてみれば、結婚にこだわる必要はない。

生活の効率化(相互依存)なら、友達とルームシェアをしてもいい。

相互理解なら、趣味の合う友達や、異性の友達と時間をつくって遊べばいい。

性愛も、結婚というのが社会的なお墨付きを与えるだけで、婚外交渉でいい。なんなら、風俗という手段だってある。

 

結婚はしなければならないものではない。結婚というものにこだわらなくてもいいということだ。生活の質を高める方法は結婚だけではない。

 

恋愛は発明され、日本に輸入された。

恋愛の起源は12世紀のフランス。騎士が既婚で自分たちより身分がうえの貴婦人たちにかなえられることのない熱い想いを抱く。それをトルバドゥールと呼ばれる吟遊詩人たちが謳い上げたというのが恋愛の起源になっている。

つまり、起源は不倫だったのである。

 

「かなわぬ想い」というのは、どこの国でも人の心を打つもののようである。その後、恋愛は語り継がれ、美化されるうちに、文化として欧米で華開き、庶民レベルでは戦後に日本に輸入された。

 

元々、日本には恋愛という概念は存在せず、「色」という奥行きの深い概念が用いられていた。精神性を強調する恋愛に比べると、肉体と心が一体化した「色」は、はるかに無理や偽善が少なかった。

 

 

 

オンリーユー・フォーエバー症候群

オンリーユー・フォーエバー症候群とは、「一人の人を一生愛し続けることが最も尊い愛の形である」という固定観念のことである。

 

「健やかなるときも病めるときも、順境のときも逆境のときも、これを愛し、これを敬い、死が二人を別つまで固く貞節を守りますか」

という、キリスト教式の結婚式の愛の誓いの言葉によくあらわれている。

 

アメリカではこれをタテマエとしてとらえていたが、日本人はオンリーユー・フォーエバーが単なるタテマエであることに気づかず、その理念だけを受け入れてしまった。

この理念は流行歌にも見られるように、多くの人に浸透してしまっている。

 

 

そもそも、一人だけを愛し続けるという行動には無理がある。

食事に例えれば、毎日同じメニューを食べるのは嫌だ。和食も、洋食も、中華も、その日の気分によって選びたいというのがホンネだろう。

 

人間は飽きるようにできている。楽しいのは新しいこと、新鮮な気分をもっていいられる間だけで、同じことを繰り返すうちに飽きてくるのが当然である。どうも恋愛に限って、そういうことが思考の外に追いやられている気がする。

 

 

結婚式という名の最後の晩餐

結婚にかけるコストは、アメリカでは158万、イギリスでは151万。日本は464万。

日本人は結婚式、披露宴に金をかけすぎだ。

今の時代、子供は奢侈品(贅沢品)で、教育にかかるコストもすさまじい。大学を出るまで2000万と言われている。結婚の先にお金がかかる事態がたくさん待ち構えているのに、結婚式にそこまでお金を使う意味がどこにあるのだろう。

儀式として行うにしても、コスパが悪すぎると思う。