小学生並みの日記

肩肘張らずに語ろう

感謝について - 夢をかなえるゾウ

 夢をかなえるゾウ 読みました。

夢をかなえるゾウ文庫版

夢をかなえるゾウ文庫版

 

 

この本は小説形式をとっている、いわゆる自己啓発本です。

個人的に自己啓発本というやつは、言ってることは立派だけどやる気にならないという感想をよく抱くのですが、この本は読みやすかったです。

やることも簡単なことが多いし、元気がでます。

実践すべきことはいろいろ紹介されているのですが、究極のところだけ書いてみます。

 

幸せになるには?

幸せになるとは、自分に欠けているものを手に入れることです。

 

欠けているものを手に入れようとするとき、ガツガツしてしまいます。

ガツガツしているのを見ると、周りの人は遠ざかってしまいます。

だから、欲しいものを手に入れようとするとき、ガツガツしていないフリをする必要があります。満たされているフリです。満たされていると思い込むんです

 

満たされていると無理やり思い込むために有効なのが、感謝です。

 

 

だそうです。

 

 

話が飛びます。

究極が感謝と聞いて、思い当たることがあります。

ハンター×ハンター25巻、ネテロ会長です。

 

 

ネテロ会長

 

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論理の趣旨からはずれてるんですけど、感謝に行き着くというのは面白いです。

ギャグとしか見ない人もいるかもしれないですけど、これは冨樫義博が本気でこの結論に行き着いて、それを漫画にして表現しているのだと思うんですよね。

行き詰まりを打破するために必要なものは感謝であると。

 

 

ハンター×ハンターは他にも、念能力の6分類は冨樫流の人間の性格分類っぽいし。

「冨樫には世界がこういうふうに見えている」というのが表現されてて面白いなーと思うわけです。

よつばと14巻感想

 2年半ぶりだな・・・。

 

あぁ。間違いない。よつばとだ。

 

よつばと!(14) (電撃コミックス)

よつばと!(14) (電撃コミックス)

 

 表紙からまず、おや?と思う。

いつもはわんぱくさを売りにしてるんですけど、今回は違うぞと。

なんだか、オンナノコ的かわいさがあります。

 

そして、扉絵を見ると鏡に写った自分の姿を見ていることが分かるんですね。

なんてことだ、よつばがおしゃれに目覚めてしまった・・・。

よつばちゃんは、女の子だったのだ・・・。

 

よつばちゃんの新たなかわいさというのもありますし。

読者がこどもの成長を見守るという、当事者感が感じられる構造が非常に良いです。

 

91よつばとしごと

久々にみるとよつばちゃんの格好が、秋仕様で可愛らしいです。

この回は、水兵さんみたいでかわいい。

 

とーちゃんネックレスつけるとヒッピーみたいだ。髪ボッサーやし。

 

 

92よつばとヨガ

丸いテーブルって、仕事しづらそうですよね。置いたらPCって動かさなさそうだし。

 

しまうーほんと好き。

「いい女はですね、ヨガをやるんです。」

 

わかるー。

 

 

「何キロ太ったの?」に対して、風香はガチな感じで反応してんのがウケる。

 

あずま先生は、移動を結構大事に描きますよね。

歩きながらの雑(?)な会話が心地いい。

この2人はちゃんと、子供の混ざれる会話にしてるのが偉い。

 

インストラクターがかわいい。

ほんとこの漫画、美人しかいねぇな。

 

ふうかとしまうーは固い。芸人だなこいつら。

よつば「ふうかエロいな!!!」

 

93よつばとおひめさま

この巻で一番好き。

「よつばちゃんはオンナノコ」を表してる回ですね。

よつばちゃんはプリンセスで。

一方、とーちゃんはプラモをつくる。

男と女は別の生き物なのだ・・・。

 

そして、女は服装褒めないと不機嫌になる。を暗示させる。

きっとよつばちゃんも、将来そうなるんや・・・。

 

あさぎがソファーから、反動をつけて起き上がる。

あずま先生は、こういうちょっとした過程を描くのがほんと上手い。

 

ゴミ袋のドレスで、よつばちゃんがはしゃぐ。

 

長い髪がファサッってなってー。

スカートがぶわってなってー。

 

あーステキ。

 

94よつばとまえのひ

「原宿でクレープ食べてる私、おしゃれ!」

って言葉にして言える風香って、結構すごいと思う。

 

もし、俺が東京いったら、どこいけばいいんだろうなーって思った。

 

95よつばとはらじゅく

俺は大学生ぐらいまでは、都会とか人混みとか、キツくてしょうがなかったよ。

よつばちゃんすごいなー。

 

 

96よつばとよよぎこうえん

落ち葉が落ちて冬が来ることに気づくよつばちゃん賢い。

そして、「そうかも」って返事には優しさがあふれている。

 

マジメな感じの新キャラ、こはるこキター。

たぶん、とーちゃんの家系って頭良いんだなーって思う。

お金もたぶんもってる。ずるい。

 

「なんでやねがなくなるの!?そんなことしてなんになるの!?」

辛辣で草はえる。

また、こはるこがマジメだから、うまく言葉が返せなくて面白い。

マジメだとこうなるんだよなー、俺もとーちゃんぐらい、子供の扱いうまくなりたい。

 

97よつばとランチ

贅沢するとこわいって感情、すげー分かる。

千と千尋のあの豚になるシーンって、なんであんなに心に刺さるんだろうなーと。

我慢が人間を人間たらしめてるというのか、なんというのか、よくわからんけど。

 

ホテルのコース料理って高い値段のわりに美味しいと思えない。

まだまだバカ舌なんかなーって思う。

 

でもデザートは美味しいよね。

 

たまに、スイーツ山盛りな感じのとこいきたい。男一人じゃたぶんいけないけど。

 

 

 

 

ではまた、2年後。

【感想】シェイプオブウォーターのここがエライ

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みてきました。

エライところが3つあるので語ります。

 

 

エロいのがエライ

イライザがエロくて良かったです。

後述しますけど、表現上必要なエロでした。うん。

 

バケモノとセックスするのがエライ

シェイプオブウォーターは、人間とバケモノが恋をする話といえます。

しかし、従来の話のパターンとはひと味違います。

 

例えば、美女と野獣シュレック

美女と野獣は、野獣の本当の姿はイケメンで、人間同士だ良かったねという話。

シュレックは、フィオナ姫の本当の姿は化け物で、バケモノ同士だよかったねという話。

つまり我々人間は、多様性を許容する世界を!とか、差別はよくない!とかいいつつも、同じ種族ということにどうしてもこだわってしまうのです。

そして、種族が違う場合はプラトニックな恋愛(肉体関係のない恋愛)として表現してしまいがちです。

(ここにあげているのはアニメなので、露骨に性的な表現をだせないというのはもちろんあります。)

 

 

この点、シェイプオブウォーターは素晴らしいです。

人間とバケモノで、思いっきり異種間でセックスするというのが最高です。

これこそが手加減なしの、多様性のある愛の表現ってやつじゃないでしょうか。

水はどんな形でもとりうるように、愛の形も多様なのです。

 

ラストでイライザは海の中で生きられるように変化を遂げ、同種に近づいたことは示唆されますが。

それがなかったとしても、この二人は愛し合い、セックスをする関係になったという事実。これが素晴らしい。

R-15指定までしてこの描写をいれる思い切った決断。

そこにシビれる憧れる。

 

障害は100%不幸か?

イライザには声が出せないという障害があります。

障害は彼女にとって100%マイナス方向に働くのでしょうか?そうではありません。

イライザは声が出せないゆえに、唯一、半魚人と心を通わせることができるようになります。

健常者じゃないゆえに、イライザは半魚人と関係をつくることができたのです。

 

マイノリティはイライザだけではありません。

例えば、絵描きのジャイルズ。ジャイルズはホモです。

そしてその立場ゆえに、イライザの弱者ゆえの立場に共感できました。

 

弱者には、同じ境遇の弱者の気持ちが分かる。

障害は悪いことばかりではない。という話だと思います。

 

 

 

余談ですが、昔、障害のある子どもをもった母親が

「障害をもったこの子がいたおかげで、私はいろんな人と出会うことができた。」

と語っていたのを聞いたことがあります。

その時は、「ふーん、そんなもんかなぁ。」なんて思っていたのですが。

今回、シェイプオブウォーターをみて、すこし腑に落ちたような気がします。

南瓜とマヨネーズ

この記事は、管理人の独断と偏見でお送りします。

 

 

eiga.com

 

クソ映画です。

くっそつまらんです。意味が分かりません。

なんかオサレな感じの画を撮って、話のテーマはぼやぼやっとさせて、

何が言いたいんだかわからないストーリーに、体売って辛いアタシ!恋愛に傷つくアタシ!セツナイ恋!みたいなトッピングをのせる。

 

こういう映画が僕は大嫌いです。

 

 

くっそ雑な映画版あらすじ

夢追いバンドマン男の彼女ツチダが、金のために売春して、昔好きだったオラオラ系な男と浮気して、両方に逃げられて、私辛いですー って話。

 

何が言いたいんだかわからない映画。

売春とか扱ってるくせに、濡れ場もない。大体の表現は事後。

まごうことなきクソ映画だと思います。

 

 

一方、こちらは漫画版。作者は魚喃キリコ

南瓜とマヨネーズ (FEEL COMICS)

南瓜とマヨネーズ (FEEL COMICS)

 

 

漫画版は、好きじゃないけど、ちゃんと読めます。

 

漫画版あらすじ。

主人公女ツチダ は 音楽でプロを目指すせいちゃん  と一年半同棲中。

せいちゃんはヒモ状態。二人の関係はなんとなく付き合っている という感じ。

でも、実はツチダは燃えるような恋がしたくて、昔好きだった男ハギオに未練タラタラ。ハギオとは過去に子供ができて、堕ろしたという経験がある。

生活が苦しいので、ツチダは水商売と売春に手を出す。

せいちゃんに売春がバレる、未熟な精神、すれ違いもあり、関係悪化。

この心のスキマができたところで、ツチダはハギオと再開。浮気をする。

浮気がバレたわけではないが、ツチダはせいちゃんから別れを切り出される。

ツチダはハギオとデートを重ねる。

ところで、同じ水商売やってるリカっていう女の子がいて、この子が昔のハギオの彼氏ということが発覚。

「平気で貢がせる男となんか別れたほうがいいよ」というリカの助言は、ハギオとの実体験が元になっていたのだった。

ここでようやくツチダはハギオのクズ男っぷり幻滅し、別れを切り出す。

その後、ツチダは久しぶりにせいちゃんと再開。せいちゃん、せいちゃんとの生活をあらためて良いものと感じるのであった。

 

 

せいちゃん良い奴なんですよね。

彼女に無理をさせてると気づいたら仕事をはじめるし、やっぱり音楽がやりたいと思ったら、お互いのためにと男女関係を終わらせる。責任感ある良い奴。

 

 

燃えるような恋に憧れるのはよくあるんだけど、それは短期的に終わってしまうよ。

刺激が少ないと感じても、長く付き合うことができる関係っていうのは良いものだよ。

ありふれたもののように感じる日常は、とても素敵なものなんだよ。

 

 

という話として捉えていいと思います。

 

結局「南瓜とマヨネーズ」ってどういう意味?

色んな人が解釈しようと頑張っているけど、これといったものを見いだせない。

さらーっと見た感じ、この記事が一番頑張ってるけど、深読みしすぎじゃない?という感じがしてしまう。

www.club-typhoon.com

 

僕も考えてみました。

 

 

誰もが「南瓜とマヨネーズ」という組み合わせに、ピンとくる意味というのを見いだせない。

 

 

さんまに大根おろし! だったら、最高の組み合わせ!って思いますよ。

白いご飯に苺ジャム! だったら、最悪の組み合わせ・・・って思いますよ。

でも、南瓜とマヨネーズ にどんな感想抱けっていうんですか。

 

しいていえば、かぼちゃサラダになるかなぁー、ぐらいの感想しか抱けない。

 

 

実はこう思わせること、それこそが狙いで、つまるところ・・・

可もなく不可もない組み合わせってことだと思うんですよ。

平凡な組み合わせ。なんでもない組み合わせ。

相性バツグンってわけでもないけど、まぁそれなりに食べれるんじゃない?ってぐらいの組み合わせ。

 

 

そして、平凡さにこそ幸せはやどる。

 

こう考えれば、漫画版のラストの主題にうまくつながります。

漫画版だと、話はこの言葉で終わります。

 

 

わたしたちの この ありふれた平凡は

本当はとてもこわれやすくて なくさないことは奇跡

わたしたちの生活 毎日 日常

せいちゃんが笑っているということ あたしが笑っているということ

 

 

この物語のテーマは、思い切ってまとめればこうです。

 

何でもないようなことが、幸せだったと思う。

 

 

私は、南瓜とマヨネーズ虎舞竜型の話と分類して、満足しました。

バクマンの感想まとめ。

 

バクマン。 1 (ジャンプコミックス)

バクマン。 1 (ジャンプコミックス)

 

文字が多い作品。結構読むのが大変だった。

後半なんか、あんまり味わう読み方はしてない。 

 

漫画家マンガって描くの勇気いると思う。デスノコンビすごいと思う。

マンガ家は面白いと思ったものを全力でだしているけれども、それが正しい保証はない、その中で頑張ってるっていうのがひしひしと伝わってくる。

 

そして、漫画家マンガをギャグ漫画ではなくマジメな形で、しかもジャンプで描くというのが素晴らしい。

漫画描きました → ◯◯位でした → やったー

みたいにワンパターンになってしまうのは否めなかったけど、それでもマンガ論をこれでもかと盛り込みながら、ストーリー漫画として成立させた技量に脱帽である。

 

参考

燃えよペン (サンデーGXコミックス)

燃えよペン (サンデーGXコミックス)

 

 

 

 

1巻

漫画で売れるなんてバクチだ!

現実的に漫画家になる難しさがまず語られる。

 

2~ 11巻

ジャンプ編集内の暴露本

漫画家が描く暴露本としての機能は大きい。

人気至上主義、アンケートハガキ、掲載順、持ち込み、読み切り、連載、メディアミックス、年間スケジュールなど。

そして、編集者というものへの愛憎混じった捉え方。

頼れる服部、頼りない港浦という形で表現している。

 

マンガ論

計算型と天才型。王道と邪道。ギャグとシリアス。

タイトル、キャラデザイン、キャラ名。桜木花道って名前は最高だ、みたいな話。

絵がマンガでいかに大事かということ。地味なマンガでもいかに絵に躍動感をもたせるか。

ギャグは安定した人気をとることができるとか。

マンガは、作者の現実の世界観が大きく反映されるとか、過去の経験から生まれるとか。それによってジャンルの向き不向きというのが大きいこと。

アシスタント論。夢の過程として捉える人もいれば、専業アシスタントとなっている人など。

刺激をしあう仲間の大事さ。

漫画家という仕事は時間との戦いで、ものすごく体力勝負であること。

 

改めて言われなくてもというようなことも多いが、大事なことがストーリーとして展開されている。

中でも自分が好きなのが、「ゲイジュツとエンターテイメント」という軸

 

ゲイジュツとエンターテイメント

マンガは芸術であり、読者に媚びる描き方の一切は敗北である。自分のやりたいことだけやればいい。

芸術なんだから万人には理解してもらわなくたっていい。媚びるぐらいなら人気なんて出なくたっていい。売れなくたっていい。みたいな態度。

これがゲイジュツ。

対になるのがエンターテイメント(娯楽)。みんなが見て楽しめる。子供だって楽しめるもの。

 

バクマンでは、蒼樹紅、森屋秀一がこういったゲイジュツを主張する。

でもそれは自己満足にすぎない。オナニーである。

 

すべて自費でやっているというならいいけど、彼女はジャンプに雇われて、マンガを売ることで生計を立てている身である。売れなくてもいいなんていうのはワガママ以外のなにものでもない。

 

ゲイジュツとエンタメ、両方満足させてこそプロ。例えば、スピルバーグや宮﨑駿。

彼らの偉大なところのひとつは、作品をエンタメにして大きな売上を出すことにある。

 

7~8巻のあたりで、「パンチラ」というくだらないと思われがちな話を主にして、蒼樹さんはエンタメを学び、自分の殻を破る。

蒼樹さんに福田さんが「風呂の入り方をどう描くか」をアドバイスするシーン。このやり取りはすごく好きだ。

 

ここから蒼樹さんは人気のでるマンガが描けるようになるだけでなく、自分とは違う他人の価値観に気づき、自分だけの価値観に閉じこもるのをやめる。そしてそれが、他人とのやりとりの柔らかさに繋がってきているんだと思う。

 

別にエンタメ性をだすことは敗北ではない。自分の立ち位置をわきまえた振る舞いであり、強く生きることであり、他人へのサービス精神であり思いやりである。

 

 

余談だけど、個人的に福田、蒼樹コンビ好きだったんだけどなー。

なんで息抜き編担当の平丸くんとくっついたかなーって正直思ってる。

 

 

11巻の「PCP」完成で、亜城木コンビはほぼ完成形にたどり着き、漫画家になるという話は一区切りつく。

ここからはもう少し、個人を越えた大きな話へ。

 

12~13巻

マンガの影響力について。社会への良い影響と悪い影響。

メディアの煽り立てるような報道に対する嫌悪感が伝わってくる。

デスノートのときもそういうことあったんだろうなーというのが伝わってくる。

 

漫画家はくだらない職業か?

画家を引き合いにだして、漫画家は画家に劣るものだろうかという問いがでてくる。

これまでで漫画家に、どれだけ多様な能力が求められるかが描かれているのをみれば、少なくとも劣る職業ではないことが主張されているのが分かる。

そして芸術に比べて、作品が多くの人に見てもらえるということが強調される。

PCPのマネをする子どもたちを見せたりし、影響力の大きさがポジティブに表現される。

 

14~17巻

少年ジャンプ否定

少年ジャンプは、少年ジャンプらしい展開(友情・努力・勝利)しか採用しない。

面白ければ、そんなことにこだわらなくていいのでは?

もっとどす黒い、バトルロワイヤルみたいなものを描いてもいいのでは?というもの

 

しかし、例えるなら少年ジャンプは、映画業界のハリウッドみたいなものである。

少年ジャンプはマーケティングとして、ジャンプらしい作品のみを紙面に載せて、成功をおさめてきた。

決して、ジャンプらしくない作品はすべて面白くないというふうに主張しているわけではない。

マーケティングとしてそういう方針をとっているだけである。

それが嫌ならジャンプ以外で描けばいいじゃないか。

 

編集者不要説

ネットの力、炎上商法をつかって話題になり、連載を獲得する夜神月みたいな奴が登場。

夜神月は編集者の意見を聞かず、ネットで大人数の意見を募り、自分のマンガの方向性を決める方式を採用する。これが短編ものとしては成功。

しかし、連載となったとき、大人数の意見を集約して話としてまとめることに失敗。話の一貫性が保てず自壊する。ネットの支援者も離れていく。

その後、会社を立ち上げた夜神月が再来。

今度は会社内で小規模マーケティングを行って原作をつくり、絵の上手いやつに描かせるという手法をとる。

しかし、これも話に心がこもってないという理由で、連載陣のマンガに負ける。

やはり現在のところ、編集者をつけるというシステムが最適解なのだ。と結論する。

 

しかしながら、港浦を憎めないダメ編集者という感じで描いているところを見ると、決して編集者方式は万能だと主張しているわけじゃないんだろうなと感じる。

 

あと、心ってなんだよとちょっと思う。論としてちょっと弱い気がする。

夜神月が小物すぎて残念だったとも思う。亜城木夢叶コンビに勝つがなんでそこまで目的化してるのかわからない。

 

漫画家は幸せか?

真城は小学校の同窓会に出席。

初めチヤホヤされるが、毎日マンガの仕事漬けでまったく暇がないこと、遊んでないことを打ち明けると、みんなが引いていく。

遊ぶ暇がない。お金も当たれば大きいが、連載を打ち切られたら明日がどうなるかわからないくらい安定感のない職業。青春のすべてをマンガに捧げた亜城木夢叶コンビは、自分達をあしたのジョー矢吹丈に重ね、今の自分達を肯定する。

 

 

「紀ちゃんのいう青春を謳歌するってこととちょっとちがうかもしれないが 燃えているような充実感はいままで なんどもあじわってきたよ…血だらけのリング上でな
そこいらのれんちゅうみたいにブスブスとくすぶりながら不完全燃焼しているんじゃない
ほんのしゅんかんにせよ まぶしいほどまっかに燃えあがるんだ
そして あとにはまっ白な灰だけがのこる…
燃えかすなんかのこりやしない…まっ白な灰だけだ」

 

個人的にはこの回がかなり好き。

 

 

18~20巻

ここから物語をたたみにいく感じ

亜城木夢叶はリバーシというマンガを構想。連載。

アニメ化が決定したものの、声優が誰になるかで揉める。

声優が無事決まり、アニメ放送。夢がかなったねでオワリ。

 

リバーシを僕が担当したかった!」と酔って本音を吐く服部さんが良かった。

スター・ウォーズ/最後のジェダイがクソすぎる

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スターウォーズエピソード8、最後のジェダイ見ました。

 

つまらなかった。

 

まず、過去のオマージュはもういらないと思う。

エピソード7のときは、昔のファンのために旧シリーズのオマージュをいれるのは、お祭り要素としてアリだったと思う。

でも、もういいじゃないですか。新シリーズも2作目なんだから、きっぱりと新しいことだけ打ち出しましょうよ。

もっと旧シリーズのオマージュやれ!なんて言うノスタルジー野郎こそ、クソだよクソ。

 

話がコロガリがとにかく悪い。

フィンとローズの行動が、まったく意味なかった。

ローズが見てるだけでイライラする。アジア人枠なんていらないし、もっと良いのいたでしょうよ。

ごめんね、ブスすぎる。映画にあるまじきブスさ。

基本、役に立たない。最後のほうでフィンがミニデス・スターに特攻するところを邪魔したうえ、謎のキス。

ブスに好かれてしまったフィンの困惑がひしひしと伝わってきた。(絶対違う)

 

ホルド副司令官はしっかりと指示と、その意図を明確にすべきだった。

そうすればポーが抵抗することもなかったでしょうよ。

 

フォースが念力として使えたり、遠距離で姿を見せて会話ができたりできるのはよしとしても、ルークが死ぬことはないでしょうよ。そこはレンを出し抜いたってことでいいじゃん。

 

あ、レンの特訓も全然面白くない。

 

そして、レンがダークサイドに落ちたくだりがしょうもなさすぎる。

レンの闇のパワーがすごかったから、つい気の迷いでライトセーバー抜いちゃって、すぐ思い直したけど見られちゃった。だよ。

ルークの未熟っぷりもひどいし、その上、被害者ヅラしてんの草生えるわ。

その結果、ルークは引きこもるようになりましたって、アンタねぇ・・・。

 

もう、つまらないわ、長いわで最悪だった。

 

そもそも、スターウォーズって神格化されすぎだと思う。

エピソード4から、当時としては画期的だったのかもしれないけど、今みたらそんなに面白くないと思う。

 

個人的には、スターウォーズはエピソード7だけ面白かったと思ってる。

ファンの人ごめんね。

 

最近のポプテピピック

ch.nicovideo.jp

 

第一話

クソだと思った。(褒めてない)

普通に四コマをそのままアニメにしてもつまらんですし。

星色ガールドロップから~私だよ!は完全にお約束になってしまっているからか面白くなかった。

「私だよ!」の布石としてOP頑張った割に一回しか使えないのもしんどい。

ボブネミミッミも面白くない。

 

 

 

第二話

良かった。

OPがサイケデリックで良い。

原作改変要素がでてきて良い。

四コマ部門も動き、勢い、音が活かせてるのがでてきた気がする。

今週の声優方式が活きてきた。

ここで、ポプテピピックは声優を男にやらせたほうがいいと実感した。北斗の人(千葉繁さん)マジ面白い。

女が声優やると、無理してキツイ言葉使ってる感がでてしまって、パンチにかけるんですよ。イタい。オタサーの姫が「殺すよ?」みたいなこと言ってる感じ。

ボブネミミッミも、「もう見た」を畳み掛けるように使われてて面白かった。

ナレーションの現場写して、小芝居して、「お分かりいただけただろうか」も良かった。

 

次回も見ようと思った。

 

 

第三話

クソだった。(褒めてない)

プロフェッショナルで、ミニモニで、日馬富士で面白かった。

でも、その後がだめ。クローン量産っていうから、AKBに絡めるのかなと思ったら、ただのターミネーター的な展開を出すだけ。ベガとか、若本とかは特に笑えなかった。

フリーザ(中尾)とセル(若本)の声もただ使ったって感じ。

四コマももっと動きのあるネタ使ってほしい。アニメらしさをだしていけ。